キャッシングを払えない場合、差押えなど様々な不都合が出てきます。そのような事態を避けるためにもこの記事では金融機関から資金を調達する方法から生活困窮者向けの公的支援制度までキャッシングを払えない場合の資金調達方法を様々な角度からまとめました。

キャッシングが払えない場合どうしたらいい?

キャッシングが払えない場合の最善の対処方法は?

失業をしてしまったり、転職してしまって生活環境が変わった、急な出費で払えそうにないなど、どのように対処すべきなのでしょうか?

今回の記事ではキャッシングを払えない場合に対する最善の情報や方法をまとめました。

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※審査受付時間:平日9:00~18:00まで上記時間以外の申込については翌営業日以降のご連絡になります。
※審査の結果、希望に添えない可能性があるのであらかじめご了承ください。

キャッシングを払えない場合はどうなるの?

キャッシングを払えない場合はどうなるのか。まずは流れを見ていきましょ。

3か月滞るとブラックリスト入り

キャッシングを払えない場合ブラックリストに入るということは、信用情報に傷がつくという意味をさします。

キャッシングやクレジットカードを利用すると信用機関に情報が登録されるのですが、それを信用情報と呼び、ローンの審査ではその信用情報が確認されているのです。

 信用情報に傷がついてブラックリスト入りしてしまうと、その審査に通過できなくなります。要するに、ローンが一切組めなくなってしまうのです。

信用情報がブラック化する条件とは

キャッシングを払えない場合に信用情報がブラック化する条件は、延滞、債務整理、多重申込みの3つです。

数日返済が遅れる程度なら、会社内部のデータベースに遅延履歴が残るだけですが、61日以上の延滞、あるいは3回目の支払い日を超える延滞が発生すると、信用情報機関へも延滞履歴が登録されます。

  • 返済日より61日以上または3ヶ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったもの
  • 返済ができなくなり保証契約における保証履行が行われたもの
  • 裁判所が破産を宣告したもの(破産手続開始の決定がされたもの)

    参考:CIC「信用情報開示報告書」

    一方、自己破産などの債務整理をした場合は、ただちに信用情報機関へ延滞履歴が事故歴として登録されます。

     信用情報機関には申込み情報も記録されており、短期間に複数の申込みがあると、金策のためと判断され、審査に通らなくなる、いわゆる申込みブラックといった状態になることがあるので、6ヶ月以内に複数の申込みを行わないように気を付けましょう。

    キャッシングが払えない場合の最悪の事態とは

    キャッシングが払えない場合、最悪の事態はたくさんあります。

    「分割払い」が不可になる

    61日以上または3ヶ月以上の支払遅延などでキャッシングが払えない場合、ブラックリスト入りすると、分割払いが不可になります。

    これは携帯電話やスマートフォンを機種変更する際にも同じです。大抵のユーザーはスマートフォンの本体料金を分割払いして負担を軽減していますが、そのシステムを利用する際には審査が行われます。

    ブラックリスト入りしていると審査通過率がさがり、およそ10万円前後する本体料金を現金で一括支払いしなくてはいけなくなる場合があるので注意しましょう。

    クレジットカードを作れなくなる

    61日以上または3ヶ月以上の支払遅延でキャッシングが払えない場合、クレジットカードの審査も通らない状態になってしまいます。

    現在持っているカードは利用できますが、その期限が切れてしまえば新規クレジットカードを作ることができなくなるのです。

    住宅ローンや自動車ローンの審査も不可に

    キャッシングが払えない場合、最悪の事態としてブラックリストに名前が載ると自動車ローンや住宅ローンも組めなくなるので、大きな買い物が一切できなくなってしまいます。

    住宅ローンや自動車ローンの審査に関しては、金融機関によっては現在消費者金融に借入れがあるだけでダメなところもあります。

     一般的に都市銀行(メガバンク)は、消費者金融からの借入れ、とくにキャッシングがあるだけで住宅ローンの事前審査に落ちることもあります。

    5~10年はブラックリストから外れない

    キャッシングが払えない場合、5~10年はブラックリストから外れません。たった3ヶ月でもキャッシング返済を滞納すると、その後何年にも渡って後悔することになるのです。

    上記の理由から解るかと思いますが、キャッシングの返済遅れは絶対にすべきではありません。

    個人信用情報に登録された事故歴(ブラック)を消すことはできません。

     JICCCIC全銀協(KSC)
    延滞の有無・発生日延滞解消から1年延滞解消から5年延滞解消から5年
    自己破産5年5年10年
    個人再生5年登録されない10年
    任意整理5年登録されない登録されない
    申込6ヶ月6ヶ月6ヶ月
    契約・借入・返済5年5年5年

    一度登録された事故情報は、それが誤った情報と認められない限り、一定期間(内容により6ヶ月~10年)が経過しない限り、抹消することは不可能です。

     いずれにしろ一度信用情報が悪化してしまうと、回復するまでかなりの時間が必用です。クレジットやローンなどの支払期日は、必ず守るように気を付けましょう

    借金を時効で帳消しにするには高いハードルがある

    キャッシングが払えない場合、借金を時効で帳消しにするには高いハードルを越える必要があります。

    時効は5年間で成立しますが、業者もあらゆる裁判手続きで時効の中断を行ってくるため、そう簡単に時効にはならないのです。

    キャッシングが払えない場合に取るべき方法は?

    どうしてもキャッシングが払えない場合、必ずカード会社の担当者と相談し返済計画を練り直すことや、場合によっては利息のカットなど相談することもできます。

    お金がない

    常にカード会社の担当者と連絡を密に取り、返済する意思があることや例え僅かでも入金するなど裁判にならない回避策はあります。

    銀行のキャッシングが払えない場合

    銀行のキャッシングが払えない場合、担当者との話し合いで解決できない場合が多いです。保証会社は銀行から会員を譲り受け、銀行カードローンの会員に対して返済請求を迫ってきます。

    特に3カ月以上の長期滞納してしまうと保証会社が借金の肩代わりをしてくれますが、借金の肩代わりによって借金が消滅したわけではありません。

    保証会社銀行
    アコム株式会社三菱UFJ銀行
    株式会社オリエントコーポレーションみずほ銀行
    SMBCコンシューマーファイナンス株式会社三井住友銀行
    スルガ・キャピタル株式会社
    ダイレクトワン株式会社
    株式会社オリエントコーポレーション
    スルガ銀行
    エム・ユー信用保証株式会社千葉銀行
    静銀ディーシーカード株式会社
    新生フィナンシャル株式会社
    静岡銀行
    オリックス・クレジット株式会社
    りそなカード株式会社
    りそな銀行
    オリックス・クレジット株式会社
    新生フィナンシャル株式会社
    オリックス銀行
    SMBCコンシューマーファイナンス株式会社ジャパンネット銀行
    アコム株式会社じぶん銀行
    イオンクレジットサービス株式会社
    オリックス・クレジット株式会社
    イオン銀行
    アコム株式会社セブン銀行

    この時点で既に銀行カードローンの会員ではなく、保証会社からお金を借りていることになるので、今まで以上に借金回収のために裁判をすぐに行ってくるようになります。

    銀行のキャッシングが払えない場合、すぐに金融問題に詳しい弁護士や司法書士といった法律の専門家に債務整理を含めた相談を行いましょう。

     法律の専門家から債務整理の依頼を受けたと、銀行や保証会社に対して受任通知を送付することによって借金の督促がなくなります。手遅れにならないうちに早急に相談してください。

    消費者金融キャッシングが払えない場合

    消費者金融のキャッシングが払えない場合、まずは「お金が入る時期・理由」を伝えて交渉してみましょう。

    延長可能な期間について明確な決まりはありませんが、最大で次回の給料日まで待ってもらえるようです。つまり最大30日程度なら待ってもらえる可能性があるということ。

    事前に連絡して支払予定日を決めておけば、その日まで連絡が入ることはありません。

     いずれにせよ延滞は延滞なので、もともとの返済期日を過ぎたら年率20%の遅延損害金が発生します。

    キャッシングを払えない場合はまずは連絡する

    消費者金融のキャッシングが払えない場合、すでに延滞してしまっている時など、コールセンターに電話をかけ、オペレーターに支払いの延期をお願いしましょう。

    このとき、必ず約束日を設定してください

    事前連絡なく延滞・滞納すると、必ず督促の電話がかかってきます。無理な取り立てをされるわけではありませんが、無断で返済が遅れると信用が大きく損なわれてしまいます。

    そうなる前に、こちらから払えない状況を説明して相談するのが賢明です。

    キャッシングを払えない場合にお金を工面する方法

    キャッシングを払えない場合、なんとかして支払い金を用意しましょう。ここでは様々な支払いに活用できる資金調達方法について紹介します。

    方法年利(%)早さ
    カードローン約1.5%~申込から最短1時間
    クレジットカード約10%~カードがあれば即時
    生命保険貸付約2.0%~最短即日
    年金担保貸付1.90%3週間程度
    質屋約30%~最短即日
    生活福祉資金無利息可約1ヶ月~

    一般的に金融機関から資金を調達する方法から、資産を担保に融資を受ける方法、また生活困窮者向けの公的支援制度まで幅広くあります。

    キャッシングを払えない場合は債務整理の検討も

    キャッシングを払えない場合、債務整理を検討してみましょう。

    【債務整理】といって法的に「あなたが無理のない生活が出来るように守る方法」があります。

    債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」と3つ方法があります。

    任意整理

    司法書士が債権者と交渉をして、将来利息のカットや長期分割弁済などの和解を成立させ、支払いを楽にする手続きです。

    すべての債務整理の手続きの中で、最もよく利用されます。

    個人再生

    自己破産と任意整理の中間のような方法で原則として、債務を5分の1に減額交渉を行います。

    自己破産のようにすべての債務を免責にするという訳ではありませんが、任意整理と比べれば、債務の元金を最大9割減額でき、債務を減らす効果が非常に大きい方法です。

     再生計画案が裁判所に認可されて、分割支払いが終われば全ての債務がなくなります。

    自己破産

    税金を除く全ての債務の支払いが免除になります。

    自己破産とは、裁判所に「破産申立書」を提出して「免責許可」をもらうことです。養育費や税金などの非免責債権を除く、全ての借金をゼロにすることが出来ます。

    既に支払いが滞っていたり、払いきれなのであれば、すぐに全国の法テラス法律事務所に相談してください。

    カードローンやキャッシングが払えない場合はまずは連絡すること(まとめ)

    カードローンやキャッシングが払えない場合はまずは連絡することが重要です。

    もし期日までに払えないようなら、すぐに銀行や消費者金融に連絡をしてください。

    事前に返済が難しいことを伝えておくことで、銀行や消費者金融に与える印象が大きく変わってきます。場合によっては確実に返済できる日まで待ってくれたり、利子の支払いだけにしてくれることもあるのです。

    こうした対応をとっていくことでキャッシングの返済を続けていくことはできます。カードローンを期日までに払えないようなら、まずは連絡です。

    その後のことは、銀行や消費者金融と相談しながら決めましょう。